河骨

 

校長室の前の水槽に咲いた「河骨」の花

河骨(コウホネ)
 スイレン科。多年草の水草。水中葉と水上葉に分かれて繁茂する特徴がある。最近温暖化が進み4月頃から11月頃まで3p〜5pの黄色い花を咲かします。花弁のように見えるのは、5枚の萼片で中に皿状に開いた黄花があり、長さ1p足らずの長方形の花弁を多数つけます。泥の中に長く水平に伸びた根茎を這わせ、外面は灰緑色で折ると白色の多孔質で、この白さを腐骨に例えて河の中にある骨と見て河骨(コウホネ)と名前が付けられました。
 海老名市の河骨は、水田の排水路に自生しているため、5月〜10月までは流れが速く水量も多いので水中葉が多く水上葉は数本しか出ていません。現在、排水路に生活排水が流され、貴重な河骨が絶滅の危機に瀕しています。そこで、貴重な河骨を守ろうと「河骨保護の会」が発足し、会の方々の手で平成14年中新田小学校校舎南側の水槽に河骨が移植され大切に育てられています。貴重な河骨が絶滅しないように、また、子ども達の心に自然を大切にする心を育むことができればと願っております。

河骨が自生する排水路
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